facebook

賀茂泉酒造

賀茂泉酒造

ごあいさつ

日本酒は古来よりそれぞれの地域の風土と人々の営みによって育まれてきた日本が誇る食文化、伝統文化の一つです。
賀茂泉酒造は創業以来、かけがえのない豊穣なる大地の恵みと脈々と受け継がれる広島杜氏伝承の技、そしてお客様からのご愛顧のおかげで、ここ酒のまち西条にて百年以上にわたり酒造りを続けさせていただいています。
これからの百年も、造り手(製造者)でありながら、自らも99%飲み手(消費者)である立場を自覚し、変わらぬ信念のもと厳選された原料を純粋な醸造手法で酒造りを継承し、美しい故郷西条の風土を守り伝える使命を果たしてまいります。

代表取締役社長   前垣 寿宏

概要

会社名
賀茂泉酒造株式会社
住 所
〒739-0006 広島県東広島市西条上市町2番4号
連絡先
TEL 082-423-2118  /  FAX 082-423-9217
代 表
代表取締役社長  前垣 寿宏(まえがきかずひろ)
杜 氏
新谷 寿之(しんたにとしゆき) 広島杜氏組合所属
創 業
1912年(大正元年)
営 業
本社業務 平日   8:00~17:00
酒泉館  土日祝日 10:00~17:00

歴史

明治44年(1911)前垣寿一(初代)が父親と営んでいた米穀卸から23歳の時、酒造業を興す志を立て、大正元年(1912)、前垣酒造場を創業。
酒名は京の都に由来する地名の「賀茂」と当蔵所有の山林にある西国街道の名水「茗荷清水」を汲んで酒を仕込んだことから、「賀茂泉」と名づけました。

2代目前垣寿三は戦中に失われた本来の酒造りの復活を目指し、昭和40年(1965)頃から米、米こうじのみの酒造り(純米醸造)を始めました。試行錯誤の末、昭和47年(1972)「本仕込賀茂泉」を発売、純米醸造のパイオニアとなりました。

昭和43年(1968)から増田幸夫が杜氏として迎えられ、賀茂泉純米醸造の技術の礎を築きました。
平成21年(2007)から新谷寿之杜氏へと技術は引き継がれています。

3代目前垣寿男は昭和50年(1975)頃からの第1次地酒ブームと合わせ、日本全国へ純米醸造酒普及のため精力的に活動し、「純米の賀茂泉」の名を全国に広めました。
純粋日本酒協会・代表幹事、西条酒造協会・理事長として、全国各地へ赴き、賀茂泉だけでなく純米醸造酒、西条酒の発展に尽くしました。
地元を愛し、酒づくりにとって重要な山と水を守る活動(西条・山と水の環境機構)、酒米「山田錦」の産地育成(東広島市酒米栽培推進協議会)や酒蔵通りの町並み保存も精力的に行いました。

令和元年(2019)11月4代蔵主として前垣寿宏が代表取締役社長に就任。

近年、賀茂泉は日本国内にとどまらずアメリカをはじめアジア、ヨーロッパと海外に輸出されるようになり、世界中の人々を楽しませています。

広島杜氏伝承の「三段仕込」を忠実に守りながら、厳選された米を手造りで醸す賀茂泉は、活性炭素ろ過を行なわず、芳醇で豊かな味わいと美しい山吹色した酒として親しまれています。